森の精油所 | 純京都産の天然エッセンシャルオイル・フローラルウォーター

“ほんまもん”の香りを届けたい ー 森の精油所が天然素材にこだわる理由

こんにちは、森の精油所です。

私たちのエッセンシャルオイルやナチュラル化粧品は、すべて天然素材のみで製造しています。

「自然の香りを、そのままのかたちで届けたい」――それが、森の精油所の原点であり、変わることのない信念です。

ですが、天然素材にこだわるということは、決して楽な道ではありません。

**自然由来であるがゆえの“不安定さ”**が常につきまといます。

天然素材だからこそ、香りは毎年少しずつ違います

精油に使われる植物は、同じ土地で育っていても、その年の天候や日照、雨量の影響を強く受けます。

つまり、同じ品種の植物でも、収穫された年や時期によって香りに微妙な違いが出るのです。

特に「シングル精油(単一の植物から抽出された精油)」は、香りに手を加えずそのまま販売するため、その違いが顕著に表れます。

化粧品に使用する場合は、ある程度香りを調整することもありますが、それでも全く同じ香りを再現することは難しいのが現実です。

ですが、それこそが自然の姿。

“同じものが二つとない”、それが天然素材の魅力であり、私たちが大切にしている価値でもあります。

“本物”を選ぶか、“便利”を選ぶか

昔、私たちが輸入住宅に関わっていたころのことです。

無垢材のフローリングやドアは、見た目にも手触りにも温かみがあり、年月とともに味わいが増していく素材でした。

けれど、自然素材である無垢材は、湿気や気温の変化で反りや歪みが起きやすく、施工や管理が難しいという一面もあります。

その点、国内で多く使われているプリント合板や塩ビシートは、安価で扱いやすく、トラブルも少ない。

本物の木ではないけれど、便利で美しく見える。それが現代の主流になりつつあります。

香りの世界も、実はこれとよく似ています。

人工的に合成された香料は、毎回まったく同じ香りを安定して作ることができ、価格もリーズナブル。

一方で、天然精油は自然が生み出す香り。その年、その季節、その瞬間だけの香りです。

どちらが優れている、という話ではありません。

選ぶ基準は、価格、使いやすさ、香りの安定性、香りの効能――人それぞれです。

森の精油所は、“ほんまもん”を届け続けます

私たちは、安価で大量生産された製品を作ることはできません。

100円均一に並ぶような価格で販売することも、難しいかもしれません。

でも、その代わりに私たちは自然が育んだ“ほんまもん”の香りを、できる限り丁寧に、心を込めてお届けしています。

安定性や便利さを求める方には向かないかもしれません。

けれど、自然そのままの香りに癒されたい、香りの背景にあるストーリーも大切にしたい、

そんな方には、きっと感じていただけるはずです。

森の精油所は、これからも変わらず、「本物であること」に誇りを持って製品づくりに取り組んでいきます。

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